皆様こんにちは。いかがお過ごしですか?
昨日は曇りだし少し時間があったので、毎年ながら蓮の植え替えをいたしました。
↑5年前の花。育てていた水鉢も小さかったので、花も小さかったです。
育てているのは中型の紅色の蓮です。よく、睡蓮(すいれん)を蓮と間違えますが、全く違うのです。
蓮はご存じの蓮根ができますが、睡蓮には蓮根ができません。それと大きな違いは、蓮は水面から茎を長く出して葉や花を付けますが、睡蓮は水面もしくは水面よりほんのちょっとの高さに、葉や花を付けます。蓮はヤマモガシ目ハス科で、睡蓮はスイレン目スイレン科となります。
蓮の植え替えは本当は3月に行うのが一般的ですが、もともと暖かい国の植物なので、水鉢で育てる場合には、冬場の寒さに死んでしまう芽があります。
3月に植え替えると、生きている芽かが分からず、立派な蓮根を植えたつもりが、いつまでたっても芽が出ないなんて事がおおくあります。
↑水を抜きます
そこで、5月の半ばになると芽が動き浮き葉がでてきます。その蓮根だけを植え付けます。
花が咲く時期が少々遅くなりますが、確実に咲いてくれます。
↑絡んだ紐のように育った蓮根を切り、株分けします
水を抜き、蓮根を掘り出します。水鉢の周りの沿うように根がはります。水を掛けながら洗うと蓮根(株)が洗われ、それを切り分けます。
↑切り分けた株、今回はあまり育っていませんでした
↑石灰水で消毒
切り分けた株を消毒のために石灰水につけ、肥料と腐葉土を混ぜた土に植え付けます。
切り口が水面につかると、腐る可能性が高いので、空気に触れるようにします。
↑植え付けたところ
あとは水面に浮いた葉がつくと、水を満杯にします。そうなるとボウフラ除けに金魚部隊の登場です。その後スーッとした立ち葉が出るのを待ちます。
青々とした葉の影に、赤い金魚はなかなか可愛いですよ。
↑こんな花がさきます
↑私の手が、約19cmありますが、それよりも大きな花がさききます。
蓮は花芽が着いた時から実(花托)がありり、現在・過去・未来を備えていると言われ、また泥水で育ちながらも、美しい花を咲かせる尊い花とされています。
本当は「お盆に蓮の葉がとれれば良いな」。と育てていました。睡蓮と違い、花を咲かせるのはなかなか難しく、何年も咲きませんでしたが、やっと立派な花を咲かせてくれるようになりました。
今年もキレイに咲いてね。
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