今日は七草。
元々は人日の節句(七草の節句)五節句のひとつ。で、古来中国では、正月の1日を鶏の日、2日を狗(いぬ)の日、3日を猪の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。
7日目は人の日として犯罪者に対する刑罰は行わなかったそうです。
この日は7種類の野菜を入れた羹(あつもの・汁物のことです)を食べる習慣があり、これが日本に伝わって七草粥となりました。今では厄難を除けるために、七草粥を食べる意味合いが強いと思いますが、我が国では平安時代から始められ、江戸時代より一般に定着いたします。
百人一首のうちの「君がため 春の野にでて 若菜つむ 我が衣でに 雪は降りつつ」の若菜も、春の七草の様です。
ところで、七草は何か言えますか?「せりなずな ごぎょうはほべら ほとけのざ すずなすずしろ 春の七草」と五七五で覚えたものです。
実は季節ごとに七草があり、夏や秋は食べられませんが、冬の七草は、最後に「ん」がつく野菜や果実などです。
・なんきん(かぼちゃ)・蓮根・人参・銀杏(ぎんなん)・金柑(きんかん)・寒天・うんどん(うどん) 諸説あると思いますが、冬なので冬至の「一陽来復」に関係するようで、最後に「ん」がつくと「運」が開けると言うのを聞いたことがありますが、定かではありません。
今日もステキな1日をお過ごしください。
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