今日は大宮氷川神社の十日市(とおかまち)です。本来は大湯祭(だいとううさい)と言います。元は大宮氷川神社内の男体社、女体社、簸王子(ひおうじ)社の内、簸王子社のお祭と伝えられ、古い文書によれば足利幕府時代の至徳二年(今から632年前)の12月10日に干した柴の薪を焼いて踏む、祭礼を行ったとあるそうです。また江戸時代の延宝年間の社記には大湯祭の文字が見えたそうです。「大湯」の由来は釜で湯を沸かし、その湯により清めを行った為と伝えられます。
12月10日の本祭に酉の市が立つので、十日市(とおかまち)ともいわれます。11月30日~12月11日まで12日間の長いお祭りで、神職さんたちは精進潔斎し、お祭りに望みます。熊手市が立つようになったのは明治以降らしいのですが、詳しくは分からないそうです。
熊手市は大宮に始まり、12日の浦和、川口、蕨、鳩ヶ谷と南下いたします。
調べると、この他県内各地で行われています。東京は11月で酉の日(2~3回)に行いますが、埼玉は12月で、1日のみです。
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